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【ゲーマーが解説】高いキーボードと安いキーボードの違いを徹底比較!差はどこにあるのか?メンブレン方式、静電容量無接点方式など方式ごとの特徴も解説

キーボードを選ぶとき、「高いのと安いの、どっちがいいの?」と迷ったことはありませんか?価格差が大きいと、違いが気になるのも当然です。

今回は、

5000円以下を安価なキーボード、5000円以上を高価なキーボード

と設定し、その違いや特徴を徹底解説します!さらに、キーボード方式についても詳しく触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

高いキーボードと安いキーボードの違い

1. 耐久性:キーの文字が消えにくい

安価なキーボードでは、キーの文字が転写式シールで貼られていることが多く、使い続けるうちに剥がれてしまうことがあります。一方、値段がするキーボードでは、

• レーザー刻
• 二色成型

などの技術が使われており、文字が消えにくいのが特徴です。レーザー刻とはレーザーを使って刻印することで、二色成型は2つのプラスチックを使ってキーキャップと文字にそれぞれ別のプラスチックを使用することです。

どちらかと言うと二色成型の方が高価になります。

ただし、2000円のキーボードと20000円のキーボードを比較した場合、その耐久性が10倍に優れているかというと、必ずしもそうではありませんので買い換える頻度、使用頻度を考慮して選ぶ必要があります。

1000円のキーボードを使っていたとき、半年でキーの文字がいくつか消えてしまいました。これは安価なキーボードだとあるあるですね。

2. 反応速度:ゲームプレイで差が出る?

一般的なキーボードのポーリングレートは100~200Hz程度で、1/100秒で反応します。日常使いでは十分ですが、ゲーミングキーボードでは1000Hzに対応したものもあります。そのため1/1000秒で反応します。

ただし、日常使いや軽いゲームでは大きな差を感じにくいです。ガチ勢ゲーマーでなければ、2000~3000円程度の製品でも十分でしょう。

私自身、現在は2000円程度のキーボードを使用しており、反応速度に関して不満を感じたことはありません。ゲームをしていても、高価なキーボードを使っていれば…と感じたことは一度もありません。

3. 打鍵感:ここが一番大きな違い!

高価なキーボードの最大の魅力は、打鍵感です。

• 長時間タイピングしても疲れにくい
• 押し込む感覚や音が心地よい

など、使い心地が圧倒的に違います。

ここが安価なキーボードと高価なキーボードの一番の差だと考えています!

4. デザインと拡張性:テンキーや発光機能が魅力

高価なキーボードには、次のような機能や特徴が追加されています。

• テンキーの有無
• ゲーミング用の発光機能(RGBライト)
• カスタマイズ可能なキー配置

高価なキーボードではテンキーの有無を選べることが多いです。ただし、このテンキーに関してはなくても困らない人もいるでしょう。

テンキーがない分コンパクトなのも良い点です。テンキーは必要となったら追加でデバイスとして売っていますし、必要なくなったら片付けられる分使い勝手がいいと感じる人もいると思います。

ゲーミング仕様とはゲームが快適に遊べるようにカスタマイズできたり、あとは最も特徴的とも言える発光付きなものも高価だったりします。詳しくは別記事で確認してください。

打鍵感の違いはキーボードの方式による違い

先ほど、打鍵感が最も大きい違いだと話しました

先ほど、打鍵感が最も大きい違いだと話しました。それはキーボードの作りにあります。キーボードには主に以下の4つの方式があります。それぞれの特徴を押さえて、自分に合ったタイプを選びましょう。

1. メンブレン方式

• 特徴:ラバーカップで基板を押し込む仕組み
• 押し圧:50~60グラム
• 価格帯:1000~3000円が中心

安価で手軽に入手可能です。耐久性は低めですが、コスパ重視ならおすすめです。

2. パンタグラフ方式

• 特徴:薄型で軽量
• 押し圧:メンブレンより軽め
• 価格帯:3000~6000円

ノートパソコンに採用されることが多い方式で、省スペースなデザインが魅力です。

皆さんが今まで使ったことあるノートPCのほとんどがこのパンタグラフ方式になります。

3. メカニカル方式

• 特徴:キーごとに独立したスイッチを搭載
• 押し圧:45グラム程度~(製品による)
• 価格帯:5000円~2万円以上

カチカチ音が心地よく、「打鍵感にこだわりたい」「長時間タイピングをする」という人に最適な方式です。

ダイヤテックの「CHERRY MXスイッチ」では、キーストロークが4ミリ、接点は2ミリの部分にあります。

MX1A-C1NN Cherry Americas LLC | スイッチ | DigiKey

4. 静電容量無接点方式:最高峰の打鍵感

• 特徴:静電容量でキーの反応を検知する方式
• 押し圧:30グラム程度~(製品による)
• 価格帯:2万円~5万円以上

価格は高めですが、極めて軽い打鍵感と長寿命が特徴です。プロのタイピストやエンジニアから人気があります。

まとめ:どんなキーボードを選ぶべき?

高価なキーボードと安価なキーボードには、耐久性、反応速度、打鍵感、機能性などさまざまな違いがあります。

選び方のポイント

1. 予算を決める:5000円以内ならメンブレンが無難。エレコムなど大手だと1000〜2000円で使用感の良いキーボードを購入できます。

2. 用途を考える:長時間使用ならメカニカルや静電容量無接点が疲れにくくおすすめです。

3. 好みを優先:打鍵感やデザインが自分に合うかを確認しましょう。

キーボードは毎日触れるものだから、こだわる価値があります。特に仕事や趣味でよく使う方は、一度高品質なキーボードを試してみてください!意外とタイピングが楽しくなるかも…!

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのキーボードを見つけてください!

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