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【猛暑2025】ゲーミングPCが壊れる前に!夏の熱対策を徹底解説

2025年の夏、日本各地で記録的な猛暑が続いています。

6月の時点で東京都心では38℃、熊谷市では40℃を記録し、7月はさらに過酷な暑さが予想されています。人間だけでなく、機械にも深刻な影響を与えるこの猛暑。とりわけ、高性能なゲーミングPCにとっては大敵です

ゲーム中に突然フリーズしたり、電源が落ちたりした経験はありませんか?

その原因のひとつが、夏場の熱暴走です。

この記事では、ゲーミングPCを猛暑から守るための具体的な熱対策を紹介します。

なぜゲーミングPCは夏に弱いのか?

ゲーミングPCは、通常のパソコンに比べてはるかに発熱量が多いです

ゲームプレイ中はCPU・GPUともにフル稼働し、パーツの温度は70℃〜90℃に達することもあります。これが室温35℃を超える環境では冷却が間に合わず、結果として「熱暴走」や「サーマルスロットリング(性能低下)」が起こります。

場合によっては、基板の焼損やパーツ寿命の短縮につながることも。

この猛暑では、何の対策もせずにプレイを続けるのはリスクが高すぎます。

今すぐできる!夏の熱対策7選

① エアコンは必須!室温を下げよう

最も基本かつ効果的なのが「室温を下げる」ことです。

PCの冷却システムは外気温の影響を大きく受けます。

エアコンを26℃前後に設定し、扇風機で空気を循環させるだけで、内部温度の上昇を大きく抑えることができます。

また、pcの電源を切っていたとしてもPCパーツの多くは保管温度:0℃〜50℃前後となっています。しかし、35〜40℃を常時超えるような状態は避けたいところです。

電気代も高いですがpcの買い直しの方が高くつきます。3ヶ月ほど我慢しましょう!

② ケース内のエアフローを改善、清掃

ケースファンの配置を見直しましょう。

•フロントから吸気

•リアとトップから排気

という風の流れを作るのが基本です。

埃が詰まっていると空気の流れが妨げられるので、夏前の内部清掃も効果的です。

③ ファンの回転数を調整

「MSI Afterburner」や「SpeedFan」などのソフトを使えば、ファンの回転数を手動で設定できます。温度に応じてファンを強めに回すことで、温度の急上昇を防げます。

④ 冷却パッドやノートクーラーを活用(ノートPC向け)

ノート型のゲーミングPCはデスクトップに比べてより冷却性能が弱いため、冷却台の使用はかなり有効です!

USB駆動のクーリングパッドを使えば、底面の熱を効果的に放出できます。

⑤ 電源ユニットの排熱を確保

電源ユニットもかなりの熱を発します。

壁や棚に密着させず、排気口の後ろに5cm以上の空間を確保しましょう

通気性の悪い場所にPCを置いている人は特に注意が必要です。

⑥ ゲーム時間を深夜帯に変更

可能であれば、気温の低い深夜〜早朝にプレイ時間をシフトしましょう。

部屋全体の温度が下がることで、PCの冷却負荷も軽減されます。

⑦ サーマルグリスの再塗布(上級者向け)

長期間使用したPCでは、CPUとクーラーの間のグリスが劣化している場合があります。

グリスを塗り直すことで、温度が10℃以上下がることも。上級者向けのメンテナンスですが、冷却において非常に効果的です。

異常を感じたらすぐに対処を!

• ゲーム中にカクつく

• ファンの音が異常に大きい

• PCが突然シャットダウンする

これらはすべて「熱による異常のサイン」です。

放置すれば、マザーボードやグラフィックボードなど高価なパーツの損傷につながる可能性があります。

早めの温度チェックと対策で、PCの寿命とパフォーマンスを守りましょう。

まとめ:2025年の猛暑をPCと共に乗り切るために

2025年の夏は例年以上に厳しい暑さが続いており、ゲーミングPCにとって過酷なシーズンです。

ゲームの途中で不調が起きてしまえば、ストレスも大きくなりますし、パーツの故障は財布にも大打撃です。

だからこそ、事前の熱対策が最も重要です。

エアコン・ファン調整・内部清掃といった基本から、サーマルグリスの塗り替えまで、できる範囲でしっかり対策をしましょう。

ゲームを快適に楽しみ、PCを長く使うためにも、この夏は「熱対策元年」と考えて、しっかり準備を進めていきましょう!

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