ゲーミングPCを購入して最初に悩むのが、「本体をどこに置くか」という問題です。
デスクの上に置く人もいれば、デスクの下に置く人もいます。どちらが正解なのか?と聞かれれば、**結論としては「どちらでもOK」**です。
ただし、それぞれにメリット・デメリットがあり、使う環境や好みによって最適解は変わります。この記事では、ゲーミングPCを上に置く場合と下に置く場合の特徴を整理しつつ、注意点やおすすめの配置方法を紹介していきます。
目次
デスク上にゲーミングPCを置く場合のメリット・デメリット

メリット
見た目が映える
ゲーミングPCはRGBライティングや強化ガラスパネルで内部が見えるようになっているものも多く、インテリアの一部として楽しめます。配信者やYouTuberの環境を見ると、デスク上に本体を置いて「魅せるPC」として活用している人も少なくありません。
掃除が楽
床に置くよりもホコリが溜まりにくく、掃除機やハンディモップで軽く掃除すれば済むため、メンテナンス性が高いです。
アクセスがしやすい
USBポートや電源ボタン、光学ドライブなどが手元に近い位置にあるため、周辺機器の抜き差しや電源の操作がとても便利です。
デメリット
デスク上のスペースを取る
ミドルタワーやフルタワーのPCはかなり大きく、デスクの作業スペースを圧迫します。モニターやキーボードを置くと窮屈になり、作業効率が落ちることも。
騒音が気になる
ファンの回転音やHDDの稼働音が耳に近い位置になるため、静音性が低いPCではストレスになる場合があります。
重量の負担
PCは10kg以上になることも珍しくなく、デスクの強度によってはたわみや耐久性の問題が出る可能性があります。
デスク下にゲーミングPCを置く場合のメリット・デメリット

メリット
デスクの作業スペースを広く確保できる
デスクの上にモニター・キーボード・マウスを置いても、ゆとりを持って作業できます。特にデュアルモニターや大型モニターを使う人におすすめ。
騒音が軽減される
床に近い位置に置くことで、耳の位置から離れるためファンやHDDの音が小さく感じられます。静かな環境で作業したい人にはメリット。
転倒のリスクが少ない
デスク上に比べて安定感があり、地震や誤ってぶつけたときに落下する心配がありません。
デメリット
ホコリが溜まりやすい
床はホコリが集まりやすく、PCの吸気口から内部に侵入しやすいです。特にカーペット敷きの部屋では注意が必要です。
アクセスが不便
USBメモリを挿したり、電源ボタンを押すたびに屈む必要があります。頻繁に周辺機器を抜き差しする人には不向きです。
熱がこもりやすい
狭いスペースに置くと排熱がこもりやすく、冷却効率が下がります。とくに壁際にピッタリと設置するのはNGです。
下に置くなら「直置きはやめる」のが鉄則
ゲーミングPCを下に置く場合、直置きは避けるべきです。
理由は以下の通りです。
・ホコリを吸いやすい
・排熱が妨げられる
・床からの振動が伝わりやすい
解決策としては、PCスタンドやラックを使うのがおすすめです。数センチ浮かせるだけでホコリの吸い込みを大幅に減らせます。
市販のPCスタンドはキャスター付きのものもあり、掃除や配線の変更も楽になります。Amazonなどでは2,000〜3,000円程度から手に入るので、コスパの良い投資と言えるでしょう。
まとめ:どちらが正解かは環境と好み次第
デスク上に置く場合 → 見た目重視・アクセスしやすい・ただしスペースと騒音が課題
デスク下に置く場合 → 作業スペース確保・静音性が高い・ただしホコリと熱対策が必須
最終的には、部屋のレイアウトや使い方、そして「見せるか隠すか」のスタイルによって決まります。
もし下に置くなら直置きせず、ラックやスタンドを活用するのがベストです。
あなたのゲーミング環境に合った配置を見つけて、快適なPCライフを楽しみましょう。